ミズナラメヒメニセハナタマバチ
膜翅(ハチ)目タマバチ科
ミズナラの新梢の芽にミズナラメヒメニセハナフシをつくる。成虫本体は未見。
「北海道の虫えい」によれば、「虫えいは葉状片が叢生し、高さ径ともに20〜30mm、夏は黄緑色ないし緑色で晩秋には褐変する。核はドングリ状で形成当初は類白色で軟らかく、成熟すると木質化して堅くなる。内部に幼虫室が1個あり、成熟すると高さ約3mm、直径約2mmの楕円体で壁は厚い。中に白色の幼虫が1匹入っている。」とか。
ミズナラメコガタニセハナフシが似ているらしい。ヒメとコガタのちがい。コガタは「葉状片は大きいものでも先が尖っていて、幼虫室が入っている核は葉状片が叢生している中央底部から独立して生え、表面は無毛で光沢がある」とか。
どうやら幼虫で越冬するようだ(見たのは1例にすぎないけれど)。
核あり。中を見ようとナイフを当てると、落ちた。 20170318 (画像クリックで拡大)
横から見ると核は見えなかった。 20170318 (画像クリックで拡大)
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幼虫室は1室、幼虫は1頭 20170318 (画像クリックで拡大)