ツチグリ ツチガキ   ツチグリ科

 キノコ、発生は夏〜秋。子実体で越冬する(こともある?)。
 ウィキペディアによると、「本種は長期にわたり、Astraeus hygrometricus (Pers.) Morganという学名が用いられてきたが、 分子系統解析の結果、A. hygrometricusとは異なる未記載種であることが示唆されている。」とかで、Astraeus sp. としている。「三河の植物観察」によると、A. hygrometricus は世界中に広く分布しており、日本産も同一種とされていたのだそうだ。
 仁和田久雄「北海道のきのこ図鑑」ではA. hygrometricus、食不適。
 web上では、生で、とか、焼いて、とか、みそ汁で、とか、いろいろ。愛称もいろいろあるようで、ニンゲンとは旧知の間柄のようだ。
 成熟して、星型に開いた外皮は湿気ると開き、乾燥すると閉じるようで、閉じるときに、袋を圧迫し、袋の先端から胞子を飛散させるとか。
 晴れて乾燥したときには、風ではこばれるとか、その先で湿気ると開き、というようなことで、「晴天の旅行者」ともよばれるらしい。
 英名では、「星形の湿度計」なんだとか。
 バラ科の草本「ミツバツチグリ」とか、暖地にあるらしい「ツチグリ」とは、まるで別物。


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20170323 (画像クリックで拡大)